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中経の文庫
面白すぎる「おもちゃ」研究序説
2009年9月28日　第1刷発行
著　者　　櫻田　純
発行者　　杉本　惇
発行所　　㈱中経出版
ISBN978-4-8061-3498-5

目　次
はじめに
第1章　あのおもちゃの真実
　歴史に刻まれた“ガンプラ”ブーム
　「仮面ライダー変身ベルト」誕生秘話
　ガムはもともと、おもちゃだった！？
　日本中が熱狂！「たまごっち」
　マニアを唸らせた「5人のギャング」
　超合金マジンガーZの「超合金」ってなに？
　「バービー」は娘のために考案された
　ブリキの飛行機は今・・・
　プラモデル誕生にまつわるウラ話
　テレビCMが功を奏した「ママレンジ」
　ビスクドールは日本の市松人形が起源！？
　おもちゃの兵隊がつくられたワケ
　「テディベア」その名前の由来
　エジソンとおしゃべり人形
　青い眼の人形の悲劇
　人形素材の移り変わり
　ゴム製玩具の仰天エピソード
　花火が“売り”だったおもちゃ
　「おもちゃのまち」の誕生
　コラム・おもちゃ雑学①
第2章　おもちゃの幕開け
　鉄道玩具が世に出たのはいつ？
　自動車玩具の歴史
　おもちゃはいつ誕生したの？
　ゼンマイと鉄道模型の密なる関係
　本物の鉄道と動力が同じ「ライブスチーム」
　リアルなおもちゃの台所「ドールキッチン」
　電動鉄道模型、登場！
　「品質保証玩具」第1号
　雅やかな平安の遊び「貝合わせ」とは？
　おもちゃは元来、大人のものだった！？
　ホーンビー博士の教育玩具
　「レール玩具」の興味深き変遷
　コラム・おもちゃ雑学②
第3章　世相とおもちゃ
　消しゴムではないのに「キン消し」！？
　人気を博した「正チャン」と「のらくろ」
　3ヵ月で終わった「フラフープ」ブーム
　メイド・イン・オキュパイド・ジャパン
　こけしはなぜ温泉地にあるの？
　信仰から生まれたおもちゃ
　戦後初のおもちゃは空き缶製だった！？
　おもちゃ電話が人気だった時代
　「文化人形」ってどういう意味？
　宗教の普及に利用されたノアの方舟
　カプセル玩具の成り立ち
　庶民を恐怖に陥れた「幻灯機」
　紙芝居が子どもたちの夢を運ぶ
　ブーム最短記録保持者「アメリカンクラッカー」
　「スロット・レーシングカー」ブームの話
　軍事思想教育に貢献した戦争玩具
　教育学者フレーベルの「恩物」
　戦前に流行した飛行機玩具
　大正デモクラシーとおもちゃ産業の発展
　コラム・おもちゃ雑学③
第4章　おもちゃ界の技術革新
　コンピュータゲーム時代の到来
　一世を風靡したブリキのおもちゃ
　セルロイド製玩具の興亡
　ラジオ・コントロールがもたらした革命
　水中モーターのウラ話
　「平和鳥」は科学的原理で動く
　技術力の賜物「サイエンス・ロボット玩具」
　「地球ゴマ」のスゴイ原理
　日本の輸出全盛期を支えたクマさん
　コラム・おもちゃ雑学④
第5章　おもちゃの意外なルーツ
　メンコは“泥”から生まれた！？
　南蛮渡来のおもちゃはなぜ普及したの？
　聖徳太子はお手玉で遊んでいた
　竹馬の意外なる起源
　ベーゴマはもともと貝でできていた！？
　ヨーヨーは江戸時代にもあった！
　大人の遊び道具だった「けん玉」
　小遣いで買えた小物玩具
　紙風船と富山の薬売りの意外な関係
　「ドールハウス」は金持ちのおもちゃだった
おもちゃ関連年表
おもな参考文献／協力

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記事No.897 へのコメントです。

MADIさん、みなさま、こんばんわ。
ちょっとした、感想なのですが、模型という用語は奥が深そうですね。
幼少のころは、小遣いを握り締めて100円程度のプラモデルを文房具屋で
買った世代でしたが、あらためて、模型の意味を考えることはありません
でした。

そもそも、子供はというより、大人も含めて、どうして模型にハマるのか？
認知や進化と何かかかわりがあるのだろうか？ととりとめもないことを考
えるのですが、容易に答えが出そうでありません。

ドールハウスが進化して、仮想世界になり、どっぷり浸かってしまう人も
出てきました。5000年さかのぼって、縄文の人も土人形を握り締めてまし
たがいったいどんなことを考えていたのでしょう？あの世と仮想世界って
何かかかわりがあるのでしょうか？

また、変なことを考えてしまい、顰蹙を買いそうなのでここまででやめます。

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記事No.898 へのコメントです。

自己レスです。ものとの交流史24＜糊（のり）＞を読んでいるところです。
面白いことに、例えば仮想世界とかを体験して、これは最新の風俗だとおも
ってみても、語彙を選んでデータベースを漁るとそれに対応する過去の事例
が出てきてしまいます。

なんのことはなく、前の世代の人もボール紙と糊で工作して仮想世界を楽し
んでいたのです。今の世代の人の考え方のいかがわしいところはポリゴンの
紙と糊でできた、ドールハウスに「生活している」と錯覚してしまうことで
す。

電話が自明じゃなくなり、カメラが自明でなくなりましたが、生活という概
念もゆらいでます。もっとも、電話やカメラが発明された時点ですでに生活
という概念は揺らいでいたのかもしれません。メディアと人々の関係はドン
キホーテの時代から何度となく同じテーマの変奏曲のようなものだったので
しょうか。

言葉を使用することで、心の中にものの模型ができることは狂おしいほど、
不思議です。土人形でもいいし、粘土板でもいいのですが適当なメディアを
もちいることで、心の中にあるあいまいなイメージを取り出し永遠のものと
することができます。人の命は限りあるけど、丹精込めて作った土器は半永
久に残ります。

丹精こめなくても、長く残ってしまうところが逆に嫌なところでもあります。

とにかく、言葉でも画像でも何か作っておいて、記録してたら、後でながめ
てみることが可能です。標本みたいなものでその場所、時間についての何か
の記録です。集まってきたら、点が線になり線が面になって、なんらかの意
味をもつことでしょう。それは縄文人のゴミ捨て場が遺跡となるように、、、

P.S　勇んで書いているうちに我に返ってしまい、すっかりまとまらない文
章になってしまいました。本当は没にしたほうがいいのですが、まあ、何か
の記録になるかもしれないので残しておきます。

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