「加藤秀俊先生、はじめまして！」

　加藤先生の『独学のすすめ』（文藝春秋／1978年第十一刷）に、大学2年生の時に出合いました。
　この本で、「勉強は、ひとりで楽しみながらできる」と教えて頂きました。
　僕には、大切は一冊です。
　この本は、いつも背表紙が見えるところに置いています。

　1980年に購入した『加藤秀俊著作集』全12巻（中央公論社）も、ボチボチと読んでいこうと思っています。

『独学のすすめ』から社会学を知り、リースマン著『孤独な群衆』『何のための豊かさ』（加藤秀俊訳／みすず書房）を読みました。
　時間と空間を超越したところに、読書の魅力を感じます。

『独学のすすめ』に出合ってから、25年目です。
　加藤秀俊先生のホームページに出会えたことに、不思議な気持ちがします。

　今、加藤先生の著書『時間意識の社会学』（PHP／1987年）を、再読（3回目）しています。

　加藤秀俊先生のご健康とご活躍を心よりお祈り致します。

　
　

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記事No.310 へのコメントです。

ビタミン・トムさん

おたよりありがとうございました。ずいぶん昔からわたしの書物をよんでいただいているようで、恐縮しています。古い読者から、こうしておたよりをいただけるのはうれしいことです。

「独学のすすめ」などをかいてから、もう何十年もたってしまいました。歳月というのはまことにおそろしいものです。でも、トムさんのような世代のかたがたが、つぎつぎに時代をつくってくださっていることは心強いことです。

このごろは執筆というよりも、もっぱら読書に専念しています。いままでよまなかった書物がなんとおおいことか。きのうから志ん生の「びんぼう自慢」（筑摩文庫）をよんでいます。自伝としては傑作です。

とりとめもないごあいさつ、おゆるしください。

加藤秀俊

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