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加藤先生、河原崎さん、みなさま、こんばんわ。今、「メディアの発生」と関係の深い、データベースの中の「昭和・平成世相史②端末文明論」という文書を読んでいたところです。メディアの画面の向こう側、「幽冥界」といえばいいのか「有名界」なのかはわかりませんが、そこが現在の世俗化した異界であるといところが面白かったです。ぜんぜん関係ないことかもしれませんが、知り合いの考古学の先生に「アメリカ考古学は人類学と関係が深いそうですが、どういうことですか？」とたずねたところ中世、古代という歴史をもたない白人アメリカ社会では時間軸でものごとを考える習慣があまりないということをおっしゃいました。なぜか、社会学のことを思い出し、アメリカは本家のひとつだけど、歴史と社会学のむすびつきは面白いのではないかとわかりました。メディアとかコミュニケーションについて、古い時代からの時間軸に沿ってあれこれ考える材料のある日本に生まれて、これを活用しない手はないということがやっと私にもわかりました。機械とミシンが結びついたり、情報端末と霊媒が結びついたりと西欧の最先端の受け売りばかりに走らないでも、自分たちの文化の中にそういった最先端について考える材料があることがここのデータベースを読んでいったことの収穫のひとつです。別に私が社会学するわけじゃないけど、インターネットを探索するうちに面白い資料を見つけ出す偶然にはもしかしたら、遭遇するかもしれません。