シカゴ　1954年

わたしがシカゴ大学にいたのは１９５４年の暮から５５年の夏にかけてのことだった。 はじめてのアメリカ経験で、緊張もしたがたのしかった。 そのころのシカゴ大学は社会科学の黄金時代で社会学にはリースマン、 人類学にはレッドフィールド、そして意味論のハヤカワ教授などがおられた。 大学院学生用の宿舎はバラックで、ひろいキャンパスのはずれにあった。 近所のこどもがよくあそびにきていた。 半世紀まえの写真でずいぶん褪色しているが２０世紀なかばの記録である。 (2005.6)

１９５４年の春、わたしはハーバードからシカゴ大学に移った。 恩師のリースマン先生が転勤なさったので、そのあとを追いかけたのである。 シカゴ大学の雰囲気は東海岸のアイビー・リーグのそれとはまったくちがっていた。 それにその当時のシカゴは都市社会学のメッカでもあった。 大学に隣接した土地につくられた大学院生用のバラック宿舎から毎日教室にかよった。 このころのことは「わが師わが友」にもかいたが、たのしい経験がたくさんあった。 ２００５年の夏に５０年ぶりにシカゴを訪ね、「旧居」のあとに足をじゃこんでみたら４階建ての病院の駐車場になっていたが通りの名前と番地はおなじだった。 (2006.3)

ミシガン湖公園	ミドウェー公園	ミドウェー公園（２）	ミドウェー公園（３）	ミドウェー公園（４）
大学院生宿舎	大学院生宿舎	近所のこども	当時のスーパー	大学のちかく
ピクニック	公園（１）	公園（２）	フリーマーケット	生活博覧会（１）
生活博覧会（２）	生活博覧会（３）	生活博覧会（４）	生活博覧会（５）	生活博覧会（６）
生活博覧会（７）
シカゴの街頭風景（１）	シカゴの街頭風景（２）	シカゴの街頭風景（３）	ロックフェラー教会（１）	ロックフェラー教会（２）
ミシガン湖	大陸横断列車（１）	大陸横断列車（２）	ロッキー山脈をこえる（１）	ロッキー山脈をこえる（２）
氷川丸（１）	氷川丸（２）	氷川丸（３）	氷川丸（４）